■ ナチュラルトーン・アースカラーの人気
外壁色は「自然との調和」を感じさせる落ち着いた色合いが支持されています。アースベージュ、オフホワイト、グレージュ、ナチ ュラルトーンなど。
■ トレンドカラーの導入(アクセント使い)
2025年のトレンドカラーとして、日本流行色協会(JAFCA)では「ホライゾングリーン」が注目色として紹介されています。これを外壁デザインのアクセントに取り入れる例も見られます。
■ ツートン、アクセントウォール、異素材ミックス
1色塗りだけでなく、一部だけ色を変える、素材を変える(石調・レンガ調・木調パネル併用など)工法が増加中。立体感やデザイン性を強めるため。
■ 高機能・セルフクリーニング性塗料/バイオ・低VOC塗料
塗料の機能性が重視され、汚れがつきにくい・雨で洗い流されやすい効果を持つ塗料、環境負荷の少ない低VOC・バイオ系塗料などが採用されるケースが増えています。
■ 断熱・保温性能を兼ねた外壁材
外壁自体に断熱材を組み込む素材(高断熱サイディングなど)や、外張り断熱+外壁を兼ねる複合材など、省エネを兼ねた外壁材もトレンド。
■ 自然素材風の質感表現
左官風、漆喰風、土壁風、木目調テクスチャーを持つ外壁材が人気です。自然の風合いを感じさせつつ、メンテナンス性を確保したものが好まれています。
✅ ポイントまとめ
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地域・気候との整合性:風・雨・雪・塩害・日照条件など、お住まいの地域特性を考慮することが不可欠
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メンテナンスコストと寿命:見た目だけでなく、将来的な再塗装頻度や補修コストを見据えて材料を選ぶ
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施工業者の技術力・保証:高機能な材料を使っても施工が悪いと長持ちしないので、施工品質・保証体制を重視
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配色・素材バランス:外壁・屋根・付帯部(軒天、サッシ枠、雨樋等)との調和を意識
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将来ニーズとの適合性:省エネ化、スマート住宅化、災害対策など将来拡張性を見据えた選択も有効