~知らずに放置すると高額修理になる危険性~
屋根塗装は、住宅を長持ちさせるために欠かせない重要なメンテナンスです。しかし「見えない部分だから」「雨漏りしていないから大丈夫」と判断し、適切な時期を逃してしまう方も少なくありません。実は、屋根塗装には“塗装ではもう対応できない状態”=手遅れのラインが存在します。本記事では、屋根塗装が手遅れになる代表的なパターンと、その見分け方について詳しく解説します。
屋根塗装の役割とは?
屋根塗装の主な役割は、
・屋根材の防水性を保つ
・紫外線や雨風から屋根材を守る
・劣化の進行を遅らせる
という「保護」です。つまり、屋根材が健全な状態であることが前提となります。屋根材自体が傷んでしまうと、塗装では補えません。
手遅れパターン① 屋根材の割れ・欠け・ズレ
スレート屋根や瓦屋根は、経年劣化や台風・地震の影響で
・ひび割れ
・欠け
・ズレ
が発生します。この状態で塗装しても、雨水の侵入は防げません。むしろ内部劣化を隠してしまい、被害を拡大させる恐れがあります。補修や屋根の葺き替えが必要な段階です。
手遅れパターン② 雨漏りが発生している
「雨漏り=塗装で解決」と思われがちですが、実際は防水シート(ルーフィング)や野地板が劣化しているケースがほとんどです。
一度雨漏りが始まると、
・断熱材の腐食
・柱や梁へのダメージ
につながります。雨漏りは塗装では直らず、手遅れのサインと言えます。
手遅れパターン③ コケ・カビ・藻が広範囲に発生
屋根全体にコケやカビが広がっている場合、防水性能はほぼ失われています。軽度であれば高圧洗浄と塗装で対応できますが、長期間放置すると屋根材が水分を吸収し、塗装してもすぐ剥がれる状態になります。
手遅れパターン④ 屋根材の反り・浮き
特に築年数の経ったスレート屋根に多い症状です。屋根材が反っていたり浮いている場合、塗料が密着せず施工不良の原因になります。この段階では、カバー工法や葺き替え工事が現実的な選択肢になります。
手遅れパターン⑤ 築20年以上で未塗装
屋根塗装の目安は10~15年に1回です。築20年以上で一度もメンテナンスしていない場合、外見が問題なくても内部が深刻に劣化していることがあります。点検の結果、塗装不可と判断されるケースも珍しくありません。
手遅れになる前のチェックポイント
以下の症状があれば、早急な点検をおすすめします。
・屋根の色あせ、ツヤ消失
・雨どいに黒い粉が溜まっている
・天井や壁にシミがある
・強風後に屋根材の破片を見た
まとめ
屋根塗装は「早めに行うほど費用を抑えられる」メンテナンスです。放置すると、数十万円で済む塗装が、100万円以上の大規模工事に変わってしまうこともあります。
後悔しないためにも、定期点検と適切なタイミングでの塗装を心がけましょう。